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【医学科案内ツアー】
東北大学東北メディカル・メガバンク機構

 東北大学東北メディカル・メガバンク機構(ToMMo)は、未来型医療を築いて東日本大震災被災地の復興に取り組むために、2012年2月1日に東北大学内に設置された組織です。2011年3月11日に発生した東日本大震災から立ち直り、創造的な復興を成し遂げ、未来型医療の実現のための体制の整備、情報の発信等を実施し事業を推進しています。
 具体的には、機構発足当初から取り組む循環型医師支援システムや、2013年度から開始し15万人以上が参加するコホート調査(大規模な長期健康調査)とその結果の活用を通じて被災地を中心とした地域の健康向上に取り組み、大規模なゲノム・オミックス解析、コホート調査で得た貴重な生体試料(血漿や尿など)を管理するバイオバンクの構築など、次世代医療の基盤構築のための研究を行っています。そして、目標とする次世代医療の形である個別化医療・個別化予防を先導するモデルとして、全国に先駆けて個人の遺伝情報をお伝えする取り組み(遺伝情報回付)や疾患発症リスク予測手法の開発にも努めています。
 また、これらを実現する環境を整備するため、認定遺伝カウンセラーやバイオインフォマティシャンなど多様な専門人材の養成講座などを学内で連携し、人材育成にも努めています。